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宮崎・国富町に「宅食くにとみ つむぎ便」 「声なき声」をあげる家庭に支援を届ける

食材宅配型フードバンク事業「宅食くにとみ つむぎ便」運営母体の国富町社会福祉協議会事務局次長の前田耕作さん(左)、津曲真由美さん(右)

食材宅配型フードバンク事業「宅食くにとみ つむぎ便」運営母体の国富町社会福祉協議会事務局次長の前田耕作さん(左)、津曲真由美さん(右)

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 宮崎県国富町で支援を求める子育て家庭に向けた食材宅配型フードバンク事業「宅食くにとみ つむぎ便」がスタートして4カ月がたった。

「つむぎ便」準備風景(写真提供=国富町社会福祉協議会)

 国富町社会福祉協議会が同町の社会福祉法人と連携し、2月20日から推進している同事業。町内企業や町民から寄付を募り、毎月約10食分の食材を支援家庭に届ける。支援対象となるのは18歳以下の子どもがいる同町在住の家庭で、窓口に来なくてもSNSで申し込みできる。

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 同事業を運営する同町社会福祉協議会の前田耕作事務局次長は「さまざまな理由で厳しい生活を送っていても、つらいと声を上げることができない、外へは聞こえない声なき声を上げる家庭に何かしらの支援を届けたいというのがわれわれの思い」と話す。

 同事業がスタートして間もないため配達回数も少ないが、コロナ禍で学校休校中は事業予算でパンを購入。各校と連携し要請のあった家庭に教師が届ける対応も行った。

 同協議会スタッフの津曲真由美さんは「届けたたくさんの野菜を見て『こんなにいっぱい、本当にいいんですか』と親子で喜ぶ姿を目にするのがうれしい。届けた食材で作るレシピも入っているが、野菜の保存方法などもアドバイスしている。月に1回の宅配という支援方法に限界を感じることもあるが、食材の入った箱に飛びついて中身を確かめる子どもの姿を見た時、本事業の必要性を強く感じた」と話す。

 同協議会の津曲さんは「自分たちの置かれている状況をうまく言葉で説明できない人もいると思う。『助けてください』『相談したいです』の一言をLINEで送ってくれるだけで大丈夫。迷っている方は、まず連絡してほしい」と呼び掛ける。

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