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宮崎で地元商店紹介するサイト「#10万つかエール百貨」 給付金の使い道提案

10万プランを扱う「飫肥ワイン食堂ANBERASHU」の有衛富男さん

10万プランを扱う「飫肥ワイン食堂ANBERASHU」の有衛富男さん

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 国の特別定額給付金を新型コロナウイルスで影響を受けている地元商店で消費してもらおうと、インターネットサイト「#10万つかエール百貨」を6月3日、日南市、高鍋町、新富町、川南町、美郷町の5市町が開設した。それぞれ地元事業所の紹介サイトを設ける。

カタログサイト「10万つかエールプラン」で、地元の「良品」を紹介している

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 同サイトは、一人当たり10万円が支給される特別定額給付金を少しでも地元で消費してもらうための取り組みで、発起人の日南市の呼び掛けに、高鍋町、新富町、川南町、美郷町が賛同して始まった。県外では大阪府四条畷市、愛知県岡崎市でも同名のサイトを開設している。

 サイトでは10万以内の商品やサービス、店舗情報などを掲載。6月11日時点で、日南市では67店舗を紹介しており、飲食店や宿泊施設だけではなく、雑貨屋、写真店、学習塾などジャンルは多岐にわたる。

 10万円で購入できる「10万つかエールプラン」も紹介。「Pizza bar &T」(日南市岩崎3)では、「10万円で生ビール10リットル7本キープ」、「大清観光旅行センター」(日南市吾田東)では、「ハウステンボス世界大会花火ツアー・ペア1泊2日(予定)」など各事業所が趣向を凝らしたプランを掲載している。

 「10万円で1年間ワイン飲み放題」のプランを掲載している「飫肥ワイン食堂ANBERASHU」(日南市飫肥)の店主・有衛富男さんは「ワインが好きな方には、とてもお得なプラン。何度でも、気軽に来店していただき、楽しい時間を過ごしてほしい」と話す。

 日南市商工・マーケティング課の田中靖彦課長補佐は「給付金は生活費など自分のために使うことが大前提だが、新型コロナウイルスで影響を受けた地元商店を応援する趣旨に賛同してもらえる方はサイトを活用して、ぜひ地元で消費をしていただきたい。このサイトをきっかけに、地元にある『良品』を再発見してほしい」と話す。

 新富町、川南町は現在開設準備中。掲載期間は2021(令和3)年3月末までの予定。各市町は事業者からの掲載申し込みを随時受け付けている。

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