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宮崎のフルーツ永野、ボンベルタから四季通りへ フルーツパーラー新設も

(写真左から)大正時代の店舗写真を持つ店長の永野秀二さん、奥野香織さん、永野弥生さん、永野和代さん

(写真左から)大正時代の店舗写真を持つ店長の永野秀二さん、奥野香織さん、永野弥生さん、永野和代さん

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 「FRUITS GARDEN フルーツ永野」(宮崎市橘通東3、TEL 0985-26-6465)が6月1日、宮崎市内の四季通りに移転オープンした。

「イチゴパフェ」

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 大正時代、愛媛県から移住した永野勘三郎さんが創業し、100年以上の歴史がある同店。宮崎で初めてバナナを販売した店でもあり、永野さんは宮崎市に青果市場をつくることに貢献したことから、叙勲を受けたこともあるという。現在は3代目と4代目に当たる親類縁者で経営している。スタッフの永野弥生さんは「バナナは門司から仕入れ、当時は宮崎駅近くにあった店の室(むろ)で熟成してから売っていた。昔からバナナは人気があった」と振り返る。

 約30年間、市内にある百貨店「ボンベルタ橘」で営業していた。創業当初は果物専門店として販売のみ行っていたが、フルーツパーラーも併設した。ボンベルタ橘が「ドン・キホーテ」を運営するディスカウントストア大手のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスに買収されたことで建物の改修が決まり、撤退を余儀なくされた。

 スタッフの奥村香織さんは「移転してもボンベルタ橘から近く、なじみのお客さまや初めて来られるお客さまも足を運びやすい場所ということから、四季通りを移転先に選んだ。四季通りはおしゃれな雰囲気が漂っており、店舗もかわいらしく、気に入っている」と話す。

 店内にはマンゴーやメロンなどの贈答用果物の盛り籠が並ぶほか、果物を1個から購入して店内でカットして食べることもできる。

 フルーツパーラーのメニューは、果物を使った「ミックス」や「小松菜パセリ」などのジュース類(500円~)や季節の果物を盛った「フルーツパフェ」(700円)など。パーラーのメニューに使うフルーツは、贈答用の果物で食べ頃になったものを使う。季節によってさまざまな果物を用意するため、定番メニューだけではなく常に新商品を並べる。

 営業時間は10時~19時。

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