宮崎市一番街商店街で毎月第4土曜に開催していたイベント「街市」が5月23日、2カ月ぶりに復活する。
県内の生産者などと消費者が直接交流できる同イベント。2010(平成22)年4月に始まり、以降月に1度のペースで定期的に開催してきたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため3月と4月の開催を見送っていた。
5月14日に県が緊急事態宣言対象地域から除外されたことを受け、急きょ23日に開催を決定。今回は通常より規模を縮小し、中心市街地の商店街「一番街」のみで開く。会場には新型コロナウイルス対策の注意喚起を促す掲示物を設置したり、マスク着用を促したり、消毒液を置くなどの感染予防対策を計画している。
街市実行委員会委員長の大古殿宗大さんは「復活開催するタイミングを迷った。いろいろなイベントの開催中止や延期が発表される中、きっかけをつくらなければ何も始まらないと思った。ここからまた新たなスタートを切りたい」と話す。
約20店舗の出店が決まっているが、22日の正午まで出店募集を受け付けている。出店は無料。大古殿さんは「飲食店の営業自粛などで大切に育てた農作物の売り先をなくした農家も多いと思う。ぜひ出店し、販売してほしい」と呼び掛ける。
「緊急事態宣言対象地域から除外されたが、3密を避ける営業など、繁華街『ニシタチ』エリアの飲食店はまだまだ厳しい状況が続いている。予防対策を行いながらイベントにお越しいただいた後、夜の街も楽しんでもらえたらうれしい」とも。
開催時間は13時~18時。問い合わせは街市事務局(宮崎商工会議所広域振興部、TEL 0985-22-2161)まで。