大福専門店「みどりとすずめ」(新富町日置、TEL 0983-32-1285)が3月29日、宮崎・新富にオープンした。
テークアウト営業をメインに、店内にベンチも設置する。店主の森本健太郎さんは、お茶農家「豊緑園もりもっ茶」の3代目。20年以上、農薬と化学肥料を使わずに製造しており、独自ブランドの「もりもっ茶」はソラシドエアの機内ドリンクにもなった。「みどりとすずめ」の店名は、お茶の「みどり」と、大福の原料である米を好む「スズメ」から名付けたという。
大福を作るようになったのは3年前、石川県の米農業法人が作った「もりもっ茶」を使った塩豆大福との出合いがきっかけ。そのおいしさやかわいらしさに感動し「宮崎でもおいしいお茶大福を作りたい」と思って、研修や通信教育などで大福作りを学んだ。
大福の種類は「しあわせのもりまっ茶大福」と「すずめの塩豆大福」(以上150円)。餅米は石川県産のものを使い、そのほかは宮崎県産の食材を使う。餅米は毎日つきたてで、1日に約700個を製造販売している。季節の大福も販売する。
パッケージデザインなども担当している森本あやさんは「茶畑を眺めながら、自然のものを使ったやさしい味の大福を楽しんでほしい」と話す。
営業時間は10時~17時。木曜定休。