宮崎大学地域資源創成学部の吉松大志さんが4月15日、新入生向けのバーチャル大学説明会「勝手にバーチャル入学式~独断と偏見を添えて~」を自主開催する。
eスポーツイベントの企画・運営事業を準備するため、現在、大学を休学している吉松さん。ゲーム大会を開くためバーチャルスペースを制作していたが、ゲーム画面が共有できないことに途中で気付き開催を断念。他でスペースが利用できないか考えていたという。
「今年は新型コロナの影響で新入生歓迎会が中止になるなど、新入生が大学のことを知る機会がかなり減っている。自分が作ったバーチャルスペースで、大学説明会を開催できるのではないか」と企画のきっかけを話す吉松さん。
バーチャルSNS「cluster(クラスター)」を利用し、吉松さんのアルバイト先「HiDANE BAR」が店を構える「青空市場」を模したスペースを、ゲーム開発環境の「Unity」で構築した。イベントでは、サークルや部活のポスターなどを同スペースに掲載し、参加者が自由に見て回れる仕組みにする。バーチャルステージでは吉松さんのプレゼンテーションも予定している。
「大学周辺の飲食店やバイト先など、新入生が知りたい情報を幅広く共有できる場にしたい。在学生はもちろんのこと、社会人にもぜひ参加してもらえたら」と話す。吉松さんの各種SNSアカウントでは、新入生からの質問やサークル・部活の掲載依頼を募集しているという。
開催時間は19時~(18時開場)。参加無料。