JR串間駅近くのくしまレトロ路面電車内に6月11日、学習塾「桜ヶ丘塾串間教室」(串間市西方、TEL 080-3948-3319)が開校した。
同所を開校したのは、同市出身で日南市飫肥でも学習塾を経営している河野通博さん。路面電車は2015(平成27)年、くしままちづくり協議会が市街地活性化のために、広島電鉄(広島市)から実際に走行していた路面電車の車両1台を購入したもの。観光案内所やチャレンジショップなどとして活用されている。
河野さんは学習塾の場所探しのため街を歩いているときに、この路面電車を見かけ「串間を盛り上げるためにも、この中で塾をしよう」と思いついたという。河野さんは「地域活性化のために持ってきた路面電車を子ども達の学び場として活用することは、串間の未来にもつながっていくと感じる」と話す。
同所に通う木代潤嘉さん(7)は「電車の中は楽しいし、苦手な計算が解けるようになってうれしい」と話す。
河野さんは同所で学ぶ生徒に対し「社会の変化が激しく、価値観も多様化するこれからの時代を、チャレンジ精神と優しさを持って、切り開いていける人材になってほしい」と期待を寄せる。
対象は小学1年生~高校3年生。開講は火曜・金曜の週2回。開講時間は、小学生=17時~18時40分(受講はうち1時間)、中学生=19時30分~21時20分、高校生=20時~21時40分。月額受講料は、小学生=7,770円、中学生=1万2,960円、高校生=1万9,440円。別途入塾費=3,240円、教材費=2,950円~8,820円などが必要。