絶滅の危機にあるサンゴの保全・養殖を行う任意団体「GreenFingers」が現在、宮崎県日南市の「潮の杜」(日南市富士)をサンゴ養殖場として整備するため、資金をクラウドファンディング「FAAVO」で募っている。
20代の移住者で構成する同団体。「潮の杜」は廃校となった旧潮小学校で、サンゴの養殖は施設内のプールで行う。養殖場ではサンゴの植え付け体験ができるようにし、一定まで大きく育てたものを海へ返す。
代表の岸大悟さんは「自然保護と聞くと『自然を守ること』というイメージが先行しがちだが、自分たちの手でサンゴの養殖をすることで、楽しみながら自然を守ることができる。この活動を通して美しい海を次世代に残したい」と話す。
「好きなように土台にサンゴを植え付ける『デザインサンゴ』体験もできるようにし、エンターテイメント要素を取り入れた養殖場にしたい。体験を通して人間も自然と共存していることを実感してもらえたら」とも。
クラウドファンディングは5月15日まで。