IT企業のサイバー・バズ(東京都渋谷区)が3月1日、宮崎市に「サイバー・バズ 宮崎オフィス」(宮崎市橘通東1)を新設した。
主にソーシャルメディアマーケティング事業を行う同社。今回新設したオフィスは初の地方拠点となり、主に同社のソーシャルメディアアカウントの運用代行サービスの一部を担う。サイバー・バズ宮崎オフィス長の荘司里樹さんは「当社の中でもソーシャルメディアのアカウント運用代行業務は急増しており、今後も拡大が予想される。宮崎オフィスは今後の運用数の拡大を見込んだ体制づくりのために設置した」と説明する。
同所では地元の人材も積極的に採用し、9月期をめどに10人前後を採用する予定。荘司さんは「地方オフィスを開設するに当たり全国各地を設置場所として検討したが、宮崎は既存のIT企業などにヒアリングをしたところ、社員の定着率が高いという声を多く得た。県民の真面目で勤勉な印象は、宮崎への進出を決めた理由の一つでもある」と話す。
今後は渋谷の本社とのコミュニケーションも密に取りながら、業務範囲の拡大を目指す。「空港から市内へのアクセスもよく、オンライン会議ツールやチャットツールを使うことで、現時点では東京の本社とのやりとりにストレスは感じていない」と荘司さん。「いずれは宮崎オフィス独自の事業も展開していきたい。地元の学生からも選ばれるような企業として、宮崎に根付いていけたら」とも意気込む。