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宮崎の動物園に新たなチンパンジー舎 ジャングルやサバンナ再現

好物の果物に群がる3頭のチンパンジー

好物の果物に群がる3頭のチンパンジー

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 宮崎市フェニックス自然動物園(宮崎市塩路浜山3083、TEL 0985-39-1306)で3月24日、新たなチンパンジー展示場の一般公開に合わせてオープニングセレモニーが開催された。

旧展示場の6倍以上の広さを誇る新展示場全景

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 同園では現在14頭のチンパンジーを飼育しているが、展示場の老朽化により、2017年度から展示場のリニューアル計画を進めてきた。

 新展示場はコンセプトの異なる3つのエリアから成る。ハンモックが無数につるされた「遊びの森」(高さ8メートル、面積144平方メートル)と、大小さまざまな木の生い茂るジャングルを模した「高木の森」(高さ12メートル、面積243平方メートル)、外周を池で囲い、サバンナの環境を再現した「水辺の草原」(面積550平方メートル)。建設費は約5.7億円で、総面積は旧展示場の6倍以上となる。

 新展示場は昨年12月に完成。休園日を利用して2、3頭ずつ、2カ月にわたって引っ越しが行われた。同園のチンパンジーは3つの群れで構成されており、日によって群れ単位で展示エリアを振り分けていくという。

 当日のセレモニーでは宮崎市長があいさつした後、テープカットが行われると同時に、チンパンジーが一斉に登場。舎内を自由に駆け回るチンパンジーの姿に、大勢の観客から歓声が上がった。

 副園長の竹田正人さんは「新展示場では、野生のチンパンジーの暮らしにより近い環境を再現している。今まで以上に活発に行動したり、くつろいだりしている彼らの様子を楽しんでもらいたい」と話した。

 営業時間は9時~17時。休園日は毎週水曜日、年末年始。入園料は大人(高校生以上)=830円、中学生=420円、小学生=310円。

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