働く女性の就労支援事業を手掛ける「MiyaFaM」(宮崎市)の「宮崎市まちなか商業業務集積推進事業」指定授与式が3月25日、「みやざきSTARTUP HUB」(宮崎市橘通東4)で行われた。
指定授与式後には市内の子育て中の女性らを交えたワークショップも行った
子育てをしながら働く女性の就労環境を整えることを目標に、2月14日に設立した同社。今回、宮崎市中心市街地での事業所開設を支援する「宮崎市まちなか商業業務集積推進事業」として指定を受けた。
宮崎市が運営する「みやざきSTARTUP HUB」の卒業生でIターン移住者の恒吉浩之社長は「宮崎の女性は、真面目で子育てをしながらも一生懸命働く人が多い。オンラインツールが発達した今、どこでも働けるような環境を整えることで、宮崎の女性がもっと自由に働けるよう後押ししたい」と話す。
主な事業はウェブニュースや有料コンテンツの編集、原稿執筆、リスティング広告の運用代行など。宮崎市のスーパーマーケット「タイヨーグラード錦町店」の2階に、キッズルームを併設したワークスペースをオープンする。
同社は今回、子どもを持つ女性の長期的なキャリアアップを支援する「ママの就労支援事業」を展開する「LIFULL FaM」(東京都千代田区)とライセンス契約を締結し、事業・オフィス運営および働く女性の採用育成ノウハウのサポートを受ける。
指定授与式に出席したLIFULL FaMの秋庭麻衣社長は「宮崎の女性は自分の意見を持っている人が多く、仕事へのモチベーションも高いと感じる。MiyaFaMと連携することで、女性が子育てと仕事を両立しながらスキルアップできる仕組みを広げていきたい」と話す。