「温泉ガストロノミーウォーキング」が3月21日、宮崎県日南市の油津エリアで開催される。
ガストロノミーウオーキングとは欧米で普及している旅のスタイルで、著名な観光地だけでなく、街並みを歩きながら現地の生活や、食、歴史や文化を知るというもの。日本で開催する際には温泉をテーマにしたコースが多い。同市での開催は宮崎県内で初めてとなる。
今回は油津の日本三大運河の一つである堀川運河や国の登録有形文化財の油津赤レンガ館を巡り、昭和初期の歴史を感じたり、再生した商店街としてメディアにも取り上げられた油津商店街やカープ油津駅を歩いたりと、油津エリアの魅力を感じることができるコースとなっている。コースの途中に設置するガストロノミーポイントでは、日南の地頭鶏や宮崎牛の炭火焼き、とび魚のすり身をうどん麺にしたご当地グルメ「魚うどん」や地元の焼酎などを用意し、ウオーキングの後は温泉を楽しむこともできる。
企画を担当する日南市役所観光スポーツ課の菊池啓介さんは「油津は大正、昭和初期の歴史が残る情緒豊かな町並みで、日南海岸では雄大な自然を感じていただける。60年近くキャンプを張る広島東洋カープが街に根付く風景など、油津を一度に堪能していただきたい。ウオーキング好きはもちろん、ガストロノミーポイントでは焼酎を提供するので、お酒好きな方にも参加してもらいたい」と話す。
開催時間は10時~。申し込みは3月17日まで。