プロ野球2018年ペナントレースのパ・リーグで優勝した埼玉西武ライオンズが2月3日、日南市南郷町で「海上」優勝パレードを行う。
埼玉西武ライオンズは同市で2004年から春季キャンプを行っており、今年で16回目を迎える。合併前の旧南郷町時代も含め日南市内でのパレード開催は初めてで、昨年11月に崎田恭平日南市長が西武ライオンズの球団社長に打診し、快諾され決定した。
通常の優勝パレードは目抜き通りを選手がバスなどに乗って手を振りながら行うが、今回のパレードは市営旅客船「あけぼの3」に乗り込んだ選手が、大漁旗をはためかせた漁船4隻に先導され入港する。日南市観光協会の廣池幸治さんは「陸上以外で優勝パレードを行うのはおそらく全国初ではないか」と話す。崎田市長は「地元で優勝の喜びを分かち合いたい。初の海上パレードを実施し、日南の海の魅力を発信しつつ、ライオンズの日本一奪取を願い選手を応援したい」と期待を寄せる。
祝賀会場は目井津港に隣接する「めいつ児童公園」に特設ステージを設置。当日はスペシャルゲストとして埼玉西武ライオンズの球団歌「地平を駈ける獅子を見た」を歌う松崎しげるさんも登場し、同曲を披露する予定。伊勢えびのみそ汁400食の振る舞いも予定する。