2018年12月13日にオープンしたインキュベーションスペース「ミライラボ」(宮崎市橘通西3)が現在、利用者のエントリー受付を行っている。
「カフェのような雰囲気を目指して作った」(山本さん)という登録者限定の会議スペース
「ミライラボ」社長の山本稔さんは三重県出身。「サーフィン好きだったことから宮崎市に移住した。自分が宮崎で楽しく生きて生きたいと思った時に、自分がやりたいこと、できること、やるべきことをしようと考えた。そこで自分が起業するとしたらどんなサポートを受けたいかを考え、インキュベーションスペースをオープンした」と話す。
登録者は、執務室、Wi-Fi、コピー機などが利用できる。期間は事業が軌道に乗るまでの約2年間で、オフィス機能としてのスペース利用のほか、山本さんもアドバイスを行う。見学などの問い合わせはメールで受け付ける。
山本さんは「この10年間で、宮崎県内にIT系企業が増えてきたと感じる。働き方改革の流れもあり、副業など起業する人が増えるのではないかと考えた。自分の創業支援の知識や経験を生かして、起業者を応援したい」と話す。
宮崎で起業を目指す人たちに対し、「東京ではなく、地方だからこそできることがあるとも感じている」とも。「特に得意を磨くということが大事だと思っている。まずは形にすること、そこから先のもっと事業を大きくすることや、大きな価値の出し方について一緒に話をしていければ」と呼び掛ける。