宮崎市の宮日ホール(宮崎市高千穂通1)で2月3日、就職を控えた学生の保護者を対象にした就活イベントが開催される。
イベントに先駆け、宮崎市のIT企業を訪問した保護者(宮崎市提供)
県内での就職や採用傾向などについて知ることができる同イベント。若者の県外流出や地元定着率の低下を受け、市の「みらい・ときめきワークライフ推進事業」が学生の県内就職を後押ししようと企画した。対象は就職活動を控える学生の保護者で、学生も参加可能。企画に携わる市商業労政課の深田崇弘さんは「県内の中小企業と聞くと給与や待遇、知名度などで不安を抱く保護者は多く、そうした保護者の地元企業への理解不足や根強い大企業志向が学生の県内就職を妨げていることも少なくない。相次ぐ県内への企業進出や働き方改革などで大きく変化している宮崎の就職事情を知ってほしい」と話す。
当日は、イベントに先駆け市内の企業数社に社内の雰囲気や制度、待遇などをヒアリングした保護者6人によるパネルディスカッションなど、3つのプログラムを予定。今年春から県内企業に就職予定の大学生による体験談を聞くことができる場や、県内企業の人材採用を支援するインタークロス(宮崎駅東3)の小川智矢社長と宮崎大学地域資源創成学部講師の土屋有さんによるトークセッションも設ける。
深田さんは「イベント開催の最大の目的は保護者の意識改革。わが子が県内就職を考える際、正しい知識と情報を保護者にも持っていてほしい」と話す。
開催時間は14時~16時。参加無料。先着200人の事前申込制(空きがあれば当日参加も可)。申し込みはウェブページ、メール、ファクス(FAX 0985-35-4820)で受け付ける。