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宮崎で「九州シェアリングサミット」 シェアリングエコノミーに焦点

左より、ANAホールディングスの津田さん、MUKASA-HUBの村岡さん、内閣官房シェアリングエコノミー伝道師でもある佐別当さん

左より、ANAホールディングスの津田さん、MUKASA-HUBの村岡さん、内閣官房シェアリングエコノミー伝道師でもある佐別当さん

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 シェアリングエコノミーを活用した地域活性化を考える「九州シェアリングサミット2018 in 宮崎」が10月19日、コワーキングスペース「MUKASA-HUB」(宮崎市高岡町、TEL 0985-83-0306)で開催される。主催は九州シェアリングエコノミー推進協会。

「九州シェアリングサミット2018 in 熊本」の様子

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 日本政府観光局が発表したデータによると、2017年まで5年連続で過去最高を記録し続ける訪日外国人数。2018年も上半期だけで過去最速となる1500万人を突破しており、通年で3000万人を超すのではないかと予想されている。

 同イベントでは、九州でも年々増え続けている訪日外国人旅行者に対し、ドライブシェアや民泊、体験型アクティビティなど「シェアリングエコノミー」の手法を活用し、地域観光の抱える課題解決に向けた方策を探る。

 九州シェアリングエコノミー推進協会代表の森戸裕一さんは「九州の魅力を多くの人たちに発信して、インバウンドも含むたくさんの観光客に九州各地に滞在してもらい地域を活性化しようとする動きが加速している」と話す。「同時に、地域の滞在先や交通手段、自然を生かしたアクティビティなどが不足して、現在のキャパシティー以上は受け入れられない状況が九州各地で起こっていることから協会を設立した」とも。

 当日は13時から、第1セッションで「One九州構想とシェアリングエコノミーの可能性」をテーマに、同協会事務局長でシェアリングエコノミーに特化したウェブメディア「Share!Share!Share!」編集長の佐別当隆志さんと、「九州パンケーキ」を製造販売する「一平」社長の村岡浩司さんが登壇する。

 14時10分からの第2セッションでは、「インバウンド観光客を呼び込む仕組みと受け皿つくり」として、「ANAホールディングス」チーフ・ディレクターの津田佳明さん、社団法人JIFインバウンド連合会副幹事長で「BEYOND」社長の道越万由子さん、宮崎のニシタチプロモーションをライフワークとする「Qurumu」の恒吉浩之さんが登壇する。

 15時20分からの第3セッションでは「着地型観光をシェアリングエコノミーで実現する取り組み」として、「ガイアックス」体験型コミュニティーTABIC事業部・地方創生室室長の細川哲星さん、九州周遊観光活性化コンソーシアム代表の西岡誠さんが登壇する。

 16時30分からの第4セッションでは「宮崎をさらに面白くするためのヒト・モノ・カネの集め方」として、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構執行理事の岡本啓二さん、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を立ち上げた「トラストバンク」社長の須永珠代さん、同協会代表で内閣官房シェアリングエコノミー伝道師の森戸裕一さんが登壇する。

 森戸さんは「福岡、熊本、鹿児島で開催してきて、宮崎では、廃校利用のシェアオフィスMUKASA-HUBで開催できることになった。すでにシェアリング事業に取り組んでいる自治体、事業者の方、これから検討されている方、興味がある方など、多くの方々にご参加いただければ」と来場を呼び掛ける。

 開催時間は13時~19時(12時30分受付開始)。参加無料。

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