宮崎県日南市の飫肥(おび)地区で10月13日~21日の9日間、アートや音楽、マルシェ、ガストロノミーの4つの企画を展開する「DENKEN WEEK」が開催される。主催は飫肥城下文化財を活用した観光まちづくり事業協議会。
飫肥藩の中心地として栄え、九州で初めての伝統的建造物群保存地区(通称デンケン地区)に指定されるなど江戸時代の街並みが残る同地区。「DENKEN WEEK」は、飫肥の街並みを生かしたアートなどの企画を町中で展開するイベントで、3月に初開催し、9日間で1万2000人が来場した。
今回もマルシェといった企画を用意。同期間中に開催される40年以上の歴史のある「飫肥城下まつり」と連動することで、集客の相乗効果も狙う。
プロジェクトマネジャーを務める日南市非常勤特別職の神明美里(しんめいみさと)さんは「前回開催時、多くの方にお越しいただいた。飫肥城下町に点在する歴史的な街並みと、飫肥の歴史や文化を新しい形で表現することで、国内だけでなく海外からの来場者にも新しい楽しみを提供していきたい」と話す。