宮崎県日南市の油津商店街(岩崎3)で10月13日、「アンブレラスカイ in 油津商店街」が開催される。
台風の影響などで、アーケードの屋根がほとんどなくなってしまっている油津商店街
日中人通りの少ない商店街を盛り上げようと始まった同企画。ポルトガル発祥といわれる「アンブレラスカイ」は、街中の通りやアーケードに、カラフルな傘を掲げて街を彩るというもの。
主催者の穐田南海(あきたみなみ)さんは、生まれも育ちも日南で、現在都城工業高等専門学校の1年生。中学生のころから油津商店街に定期的に通い、大人に混じってイベントを手伝ってきた。穐田さんは今回のプロジェクトを企画した背景を「最近、週末の人通りが少なくなってきている。宮崎県で初めてのアンブレラスカイを油津商店街で行うことで、一人でも多くの人に歩いてもらえれば」と話す。
会期中は、「ABURATSU COFFEE」から「ena cafe aburatsu」間、約36メートルをカラフルな傘のアーチで埋め尽くす。傘の設置は地元の建設会社の協力を得ながら、必要な資金はクラウドファンディングで集める予定。集まった金額次第では夜間のライトアップも検討する。
同商店街のブティック店主・山口日登美さんは「本拠地のマツダスタジアムでもアンブレラスカイが行われ大盛況だった。日南でも開催することで広島とキャンプ地を傘でつなぐことができる」と期待を寄せる。
穐田さんは「今回はアンブレラスカイといっても小規模なものになるが、私だけでなくいろいろな人の思いが詰まっているので、ぜひ見に来てほしい」と話す。
開催期間は10月13日~11月4日。