学校に行きづらい子どもとその親向けの居場所「ドリームサポート」(宮崎市下北方町)が宮崎市内にオープンして、7月6日で1カ月がたった。
代表を務める上水真琴さんが「学校に行きづらい子どもや親が安心して過ごせる居場所を提供したい」と、2021年から開設の準備を進めてきた。自宅の一室で週に2回開き、元教員や不登校の子どもの育児経験がある人、元学校支援コーディネーターなどがボランティアで常駐する。親子の相談に乗り、悩みに応じて行政や民間の支援機関につなぐ支援を目指している。
利用時間の行動は自由で、希望があれば学習のサポートも可能。パソコンやタブレットも用意している。上水さんは「ここに来れば誰かがいて、話を聞いてくれる人もいる。ホッとする時間を過ごしてほしい」と話す。
NPO法人「カーサ・グランデ」の理事も務め、孤独者や生活困窮者、障がい者、刑事施設退所者の支援も行っている上水さん。「学校に行きづらい子どもの背景には、いじめや発達の問題、心理的な問題、経済、家庭環境などさまざまなことがある。一人一人に寄り添える場所があることで、子どもたちが安心して次へのステップを切り開くきっかけになる」と話す。
開設時間は火曜・木曜の10時~15時。参加費は500円。参加には予約が必要。予約はメールで受け付ける。