中華料理を基本とした定食メニューなどを提供する料理店「桃園」(日南市上平野町、TEL 0987-31-0001)が2月10日、開業30周年を迎えた。
創業者の中村保さん70歳を祝った特製Tシャツ。「老若男女関わらず『保ちゃん』の愛称で誰からも愛されている」と中村健志さんは話す
1993(平成5)年に中村保さん、正子さん夫婦が開業した同店。現在は息子の中村健志さんが加わり店主を務め、営業を続けている。健志さんは「栃木県の中華料理店『桃園』の味が創業当初の料理のベースで、そこから試行錯誤しながら自分たちが自信を持って出せるメニューだけを増やしていった。揚げ物や麺類など部門ごとに1人担当者を配置するなど、料理提供の早さもこだわりの一つ。家族全員が好きなメニューを自由に選べて、どの料理を食べても満足してもらえる店作りを目指している」と話す。
メニューの豊富さも特徴の同店では、自家製麺を使ったしょうゆベースの「しょうゆラーメン」(600円)や、創業当初から続く人気メニューだという、白菜などの具材が入りとろみのある餡(あん)をかけた「広東めん」(800円)などの単品メニューを用意。ほか、チキンカツカレーに焼きそば、サラダ、スープが付いた「メンズセット」や、メインのおかずに半ラーメンとライス、小鉢が付いた「みそチキンセット」(以上1,100円)などのセットメニューもそろえる。コース料理やテイクアウト用のオードブルも用意する。
健志さんは「オードブルはなるべく出来たての料理を提供するため作り置きはせずに、持ち帰り時間に合わせた調理を心がけている」と話す。
「創業当時から父と母は二人三脚で、『皆さまのおかげさま』の気持ちを第一に営業している。今年から日頃の感謝への還元の気持ちを込めてキャッシュレス決済の取り扱いも始めた。一日でも長く店を続けた結果が31周年、そして32周年につながっていければ」とも。
営業時間は、11時~14時、17時~21時。