「ビーフクック くらぞの」(小林市北西方、TEL 0984-24-1515)が現在、自社牧場の倉薗牛を活用した「黒毛和牛生食感シリーズ」を販売している。運営は「ビーフ倉薗」(同市)。
低温による加工技術を活用し、生のような食感や味を実現したという同商品。社長の倉薗裕次郎さんは「倉薗牛本来のおいしさを味わってほしいと思った。精肉やカット、加工時に生じる端材や牛脂を有効活用し、フードロスの解消にも努めている」と話す。
商品は、濃厚で深い味わいが特徴の「倉薗牧場 黒毛和牛レバー」(1500円)、さっぱりとした味わいの「倉薗牧場 黒毛和牛ユッケ」、牛脂のうまみが凝縮されているという「倉薗牧場黒毛和牛 トロ」(以上1,100円)。倉薗さんは「牛脂を加工する中で馬肉の『タテガミ』のような食感になった『タテガミもどき』(価格未定)も用意する」と話す。
「牛肉加工品において珍しい商品ができたと思う」と期待を込める。
商品は「ビーフクック くらぞの」や通販サイトで販売中。小林市のふるさと納税返礼品としても取り扱っている。