宮崎県高鍋町で現在、「認知症架け橋川柳」として認知症にまつわる川柳作品を募集している。
同企画は、川柳を通して認知症に地域ぐるみで触れ合い、認知症と地域を繋げる架け橋を作りたいという思いから誕生したもので、今年で3年目を迎える。運営は、地域包括支援センター職員、ケアマネージャー、小規模多機能施設長、デザイナー等の有志6人で構成する高鍋町認知症架け橋委員会が行う。
募集内容は、季語等にこだわらず「認知症」に関連する日常の風景や、微笑ましいエピソードを五・七・五の形で自由に表現したもの。応募資格は、宮崎県児湯郡の在住者や勤務者で、年齢・職業に制限なく募集する。
委員の平田いくみさんは、「同企画は、認知症を身近に感じ、関心を持ってもらうことを目的に開催する。昨年は、小・中学生からの応募も多く、認知症について考えてもらうきっかけとなった。今年の入賞作品はカレンダーに採用する予定なので、たくさんの人に応募してもらいたい。介護をしている人や介護に関わる人が、この川柳を見て、ふふっと笑ったり、息抜きができるような企画になれば」と話す。
委員長の河野さんは「当企画を通じて、認知症に対して関心を持って行動ができる人が増えるとうれしい。委員会はボランティアで結成しているが、今後も認知症というテーマで継続して何かアクションを起こしていきたい」と話す。
川柳募集は8月31日まで。応募方法はファックス、もしくはフェイスブックページで受け付ける。