都城の「カレー倶楽部ルウ 都城本店」(都城市姫城町2、TEL 0986-51-4121)が新メニュー「ほうじ茶カレー」と「チキン南蛮ほうじ茶カレー」の提供を始めた。
「チキン南蛮ほうじ茶カレー」。急須を使うアイデアは和香園が提案したものだという
宮崎のソウルフード「チキン南蛮」とカレーを組み合わせた「チキン南蛮カレー」を看板メニューに掲げる同店。メニューを開発した社長の日置純彦さんは自らを「ルウ王子」と名乗り、市公認の「みやこんじょ大使」も務める。最近は他店や他業種との取り組みも積極的に行っている。
今回開発したカレーは製茶店「和香園」(鹿児島県志布志市)とのコラボメニュー。日置さんは「さまざまな種類のお茶を使って試作を繰り返した結果、ほうじ茶が最もカレーとの相性が良いと感じた。ほうじ茶特有の香りと苦みをいかに引き出すかということや、和の風味を大切にしながらバランス良くカレーと合わせることに苦心した。今回のメニューは都城と志布志を結ぶ架け橋にもなったと思う」と話す。
「ほうじ茶カレー」(900円)と「チキン南蛮ほうじ茶カレー」(1,090円)はそれぞれ1日5食の限定メニュー。カレーは急須に入れて提供する。日置さんは「見た目も斬新で楽しいとお客さまからも好評」と話す。好みに合わせて苦みを追加できるように「追いほうじ茶パウダー」(無料)も用意する。
日置さんは「コロナ禍を通して単にお客さまのおなかを満たすだけではなく、喜ばせる仕事をしていきたいと考えるようになった。この2、3年で初心に戻れたような気がする。これからもワクワクするような企画をどんどん発信していきたい」と意気込む。
営業時間は11時~15時、17時~20時(日曜は11時~20時)。