そば店「そば処 まる」(東諸県郡綾町南俣、TEL 0985-77-2551)で6月26日、「劇団ゼロQ」が「第十回みやざき岡田心平演劇賞戯曲部門受賞作品」のリーディング公演を開催する。
同賞は、「劇団ゼロQ」前代表の劇作家・演出家・劇評家である岡田心平さんを顕彰し、2013(平成25)年に創設された。「個人団体部門」と「戯曲部門」があり、戯曲部門の受賞作品を毎年6月、岡田さんの命日に近い日に公演で発表している。
今回の受賞作品は、県立宮崎大宮高校演劇部顧問の愛甲孝夫さん作「日之影大吹哀歌(おおぶきあいか)」。明治初期、日之影町に実在した遊郭についての文献を元に描いている。同劇団代表の前田晶子さんは「現地視察へ行ったところ、当時3000人もの人々が生活し賑わっていた土地があり、痕跡も残っていた。忘れ去られようとしている歴史を伝承していけたら」と話す。
同公演のチケット料金には、開催会場である「そば処 まる」のそば代金も含まれており、生そばの土産も付く。チケットの予約時に、「かけつゆ」と「せいろつゆ」の2種類から選ぶことができる。
公演日時は、13時~と17時~の2部開催。昼の部の公演は完売。料金は、「一般」=2,000円、「U18」=1,500円、綾町民限定で夕の部のみ「綾割」=1,500円。公演についての予約・問い合わせは、劇団ゼロQ(TEL 0909-481-0909)まで。