「ソラシドエアサーフィンセンター木崎浜」(宮崎市熊野)がオープンして2カ月がたった。
県内有数のサーフスポットである木崎浜にオープンした同施設。サーファーのための温水シャワーや更衣室、自販機、AED、大会や緊急時に活用するための放送設備を備える。
同施設は2019年、木崎浜で開催されたサーフィンの世界大会「2019 ISA ワールドサーフィンゲームス」がきっかけでオープンした。宮崎県スポーツランド推進室主事の今村賢吾さんは「大会当時、近隣の保安林を挟んで隣接する運動公園の電気施設から臨時で電源を確保した経緯がある。今後も同規模のサーフィン大会を誘致するためには、こうした課題をクリアできる常設設備を整えることが必要と考えた。また、電源確保のための工事には保安林の木々が枯れることがないよう工事方法などを工夫した」と話す。
元々同所にはトイレや冷水シャワーの設備はあったが、温水シャワー(3分=200円)の設置は初めて。今村さんは「大会時などは一般利用が制限される場合があるが、シャワーや更衣室は一般の人も24時間気軽に使えるようになっているので、ぜひ活用してほしい」と話す。