企画「丸亀うちわに描こう絵画展」が現在、西都原古墳群にある宮崎県立西都原考古博物館内の「ミュージアムショップ 舗(ほ)」(西都市三宅、0983-43-5116)横の1階ロビーで開催されている。主催は「iさいと(あいさいと)」。
うちわの産地として知られる香川県の「丸亀市文化協会」と協力し、昨年宮崎県内の有志が描いた丸亀産の竹と和紙を使ったうちわ約100点を丸亀市で展示していた。丸亀市での展示を終えて返却されたものを今回、県内初展示する。
うちわは「小学生以下の部」と、「大人の部」の花を描いたもの、文字が書かれたものなどテーマごとに分け、パネル展示する。夏場ではなく春先の展示となった理由は、丸亀市での展示会が新型コロナウイルス感染症拡大のため延期され、宮崎への返却が遅れたため。季節外れの展示となったため、ミュージアムショップスタッフ、通称「マダムズ」のメンバーが絵画展を盛り上げようと、古代人に扮(ふん)した書家・あいうえおんさんによる題字の筆書きと、地元の「西都音頭」を浴衣姿で並んで踊る様子を撮影した映像をインスタグラムで公開し、PRも行っている。
現在、9月17日~25日に「丸亀市生涯学習センター」で展示されるうちわの募集も行っている。テーマやデザイン、使う画材などは自由で、ミュージアムショップで100円の参加料を支払い、丸亀産のうちわ1個を受け取る。小学生以上が参加可能で、プロ、アマは問わない。10月ごろには同市での展示会も予定しており、その後うちわは応募者の元へ返却する。募集締め切りは7月31日。
絵画展の観覧時間は9時30分~17時30分(博物館への入館は17時まで)。ミュージアムショップの営業時間は10時30分~16時30分。月曜休館(祝日と重なる場合は変更することがある)。4月30日まで。入場無料。