航空会社「ソラシドエア」(宮崎市大字赤江)が、航空データ分析を提供する英国の「CIRIUM」から定時到着率部門(2021年、LCC部門)で世界ランキング1位を受賞した。
同社はLCCとうたってはいないが、CIRIUM社の調査において「単一機種の運航などで効率的ビジネスモデルを採用している航空会社」としてLCCカテゴリーに含まれている。混雑しがちな羽田空港をハブに九州や沖縄との航路が多いが、定時到着率は97.9%。また、保有している14機をほぼ常時運航しており、待機させている機体がほとんどない。その環境の中で高い定時到着率を維持している優れたオペレーションも評価されたという。
2月16日には、英国と東京のソラシドエアオペレーションセンターをリモートでつないで授与式が執り行われた。CIRIUM社のCEO Jeremy Bowenさんから、同社の高橋宏輔(「高」ははしごだかが正式表記)社長に認定証が授与された。
同社広報は「今後も社員一丸となり、公共交通機関としてのプロ意識を高めていきたい」と話す。
高橋社長は「当社が就航20周年を迎える節目の年に世界1位の認定を頂けたことは、非常に光栄。利用いただいたお客さまの定時運航へのご理解・ご協力のお陰であり、感謝申し上げたい。これまで日々地道に活動して来た結果であり、これにおごらず今後も努力を継続していきたい」と話す。