宮崎市の中心市街地・ハイカラ通りの酒店「ふってもはれても」(宮崎市橘通東3、TEL 0985-65-8803)が、角打ちを始めて2カ月がたった。
「宮崎では置いている店は少ない」というラムやバーボンも用意する
同店は、市内にある「桜屋酒店」の小野和久さん夫婦が長男の博市さんへと事業継承した後、「これからは、売れ筋商品だけでなく、自分たちが気に入って広めたいと思う酒だけを扱う店がしたい」と、今年4月に開店した。ビールや定番の焼酎はあえて扱わない。夫婦間の役割分担は、妻がバイイングやソムリエとして前面に立ち、和久さんは配達や掃除、裏方作業を担う。店名の「ふってもはれても」は和久さんが若い頃に経営していたライブハウスの名を引き継いだ。
同店では、飲食店で働きつつソムリエを目指す人たちを集めた実技試験対策の勉強会として、店のボトルを次々と開けて試飲するイベントをこれまで8回行ってきた。「桜屋酒屋」を経営する中で長年抱えてきた「酒のプロとして誇りを持って働く人を宮崎の飲食業界に一人でも多く増やしたい」という思いを実現するのが狙いだという。
ワインや日本酒、ウイスキー、ラムを中心に幅広く品揃え、全て角打ちに対応する。ウイスキーやラムは通常のボトル売りの1.2倍、ワインや日本酒は等分で料金計算するため、1杯の量は少ないが4、5杯飲んでも1,000円前後で楽しめるという。ウイスキーやラムはボトルでの販売だけでなく、100ミリリットルからの量り売りも行う。
営業時間は11時~19時(角打ちは16時~)。火曜定休。