高鍋町で現在、村制から町制への移行120周年の記念イベント「#たかなべスマホ動画コンテスト」が実施されている。
コンテストに先立って行った「たかなべ映像講座」の様子(画像提供=高鍋町役場)
動画のテーマは「10年後の自分に見せたい、高鍋町の“○○”が詰まった映像」で、同町を素材に制作した動画を募集している。高鍋町地域政策課の稲田竜一さんは「高鍋は江戸時代に秋月氏の治める高鍋藩の城下町として栄えた場所。宮崎では珍しく古都の趣があり、一方で宮崎らしいサーフスポットや九州一長い鉄橋である小丸川橋梁(きょうりょう)といった観光名所も存在する。そういった多様な魅力を持つ高鍋を全国に伝えたいという思いがこの企画につながった」と話す。
募集する動画は、編集動画の部門とは別に編集なしの部門も設け、特に動画編集の技術を持たない人も参加できるように工夫する。加えて、参加者のハードルを下げるためにスマートフォンでの撮影に限った部門も複数用意する。応募資格はなく、誰でも無料で応募できる。
最優秀賞には、ノートパソコン「raytrek R5-TA5 写真・動画編集向けモデル(メモリ32GBカスタム)」、優秀賞には3万円と地元の特産品などを贈呈する。今回は、高鍋町が誘致して町内に拠点を構える「エイムネクスト」社の縁で、東京のIT企業「サードウェーブ」がスポンサーとして協力し、賞品が充実した。秋月藩が全寮制の藩校・明倫堂で人材育成に力を注いだ教育の藩であったことにちなみ、今年7月には同コンテストに先立って「サードウェーブ」の技術スタッフが協力し、動画の撮影と編集のスキルを磨く「たかなべ映像講座」も開催した。
応募締め切りは12月15日。部門の詳細と応募方法は「ニッポン手仕事図鑑」の告知ページに掲載する。