みやざき臨海公園(宮崎市新別府町前浜)で11月20日、「みやざきシーサイド芸術花火2021」が開催される。
「厚真芸術花火」で打ち上げられたカムロ(提供=みやざきシーサイド芸術花火2021事務局)
2010(平成22)年の口蹄疫(こうていえき)チャリティー花火大会「水平線と音楽の花火」をきっかけにスタートし、2018(平成30)年に現在のイベント名に変更。今年で通算11回目の開催となる。花火コレオグラファー・大矢亮さんの演出で1万2000発の花火を打ち上げる予定で、花火評論家のデビッド烏丸さんによる解説も行う。
事務局の岩崎有基さんは「大会の最後に打ち上げられることが多い、星がしだれ柳のように尾を引いて散っていく花火の種類を『カムロ』というが、今回は、大会開始時に10発以上の『カムロ』を解説付きで順に打ち上げる『みんな大好きカムロ特集』を企画した。これだけの『カムロ』をまとめて見られる機会はないので見てほしい」と話す。
都城市の柿薗(かきぞの)花火をはじめ、アルプス煙火工業(長野県)、安藤煙火店(山形県)、響屋大曲煙火(秋田県)、ワキノアートファクトリー(福岡県)、加藤煙火(愛知県)など、日本全国の花火会社が集合。宮崎県と意見交換をしながら、新型コロナの感染対策も行い、医療関係者へのエールとして医療従事者を招待する。
岩崎さんは「芸術花火をまだ見たことがない人に足を運んでもらいたい。愛する人、愛する家族と一緒に来てほしい」と話す。
観覧料は「芝席シングル券(1人)」=3,520円、「芝席ペア券(2人)」=7,040円、「椅子席シングル券(1人)」=4,950円、「椅子席ペア券(2人)」=9,900円、「テーブル席(4人)」=3万3,000円、「カメラマン(1人)」=2万7,500円、「車椅子席(本人+同伴者1人)」=7,700円など。16時開場、18時開始。