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宮崎の「福楽まんじゅう」が10周年 孫のリクエストで生まれた商品も

店主の末盛隆志さん(左)と妻の成子(なりこ)さん

店主の末盛隆志さん(左)と妻の成子(なりこ)さん

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 和菓子店「福楽まんじゅう」(宮崎市松橋2、TEL0985-82-7731)が10月25日、10周年を迎えた。

福楽まんじゅう8種

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 2011(平成23)年、小林市北西方に店舗を構えた同店。店主の末盛隆志さんは、40年間経営していた修理工場を閉店し、和菓子店を開いた。末盛さんは「以前から食べ物の仕事をしたいという夢があった。友人が、小豆あんのまんじゅうを作って『これを販売したらどうか?』と持ってきたのが『福楽まんじゅう』の基になった。その友人のまんじゅうを自分で改良し、試行錯誤してオリジナルの『福楽まんじゅう』を作った」と話す。

 当初は、北海道の小豆を使った「あずきあん」(100円)のみを販売。その後、宮崎市内でも販売するために2017(平成29)年12月、現在の場所に移転した。店内にはイートイン用の席を8席設け、無料のお茶を用意する。リクエストに応じて、末盛さんがピアノ演奏を披露することもあるという。

 縁起の良い「福」の焼き印を入れた生地を使う「福楽まんじゅう」は、10年間で種類を増やし、北海道の大手亡(おおてぼう)豆を使った「しろあん」、店主が摘む宮崎のヨモギで作る「よもぎ」、しろあんにサクラのエキスを入れた「さくら」など、現在8種用意する。生地にココアを練り込みチョコレートを入れた「チョコレート」は、孫のリクエストで誕生したという。ほか、宮崎県産竹炭パウダーを生地に練り込んだ「炭の小豆あん」と「炭のしろあん」(以上100円)、昨年から1日10個限定で販売している「あずきクリームチーズ」(130円)も用意する。贈答用にも30個入りまで対応し、地方発送もできる。

 末盛さんは「まんじゅうを食べて『福』を呼び込み、楽しい日々を過ごしてもらいたいと、『福楽まんじゅう』と名付けた。心を込めて焼いているので、味わってほしい」と話す。

 営業時間は7時~(完売次第終了)。水曜定休。

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