国富町に現在、「ダイキチSDGs推進自動販売機」が設置されている。運営は「だいきち」(国富町三名)。
へこみ傷などのある飲料を安価で販売し、フードロス削減を目的とした同自販機。国富町三名交差点から西都市に向かう坂の途中に設置されている。
販売する商品はペットボトルと缶の飲料で、どの商品が出るかは出てくるまで分からない仕様になっている。作業中にへこんだり傷が付いたりした商品や、ごくまれに出る賞味期限(味を保証する期限)切れの商品などを10円~100円で販売する。売上の一部は、地元の祭りへの協賛金とするなど地域貢献の活動資金に充て、自動販売機を通した街おこしを目指す。
「だいきち」の川越道貴社長は「自販機を通して、フードロスについて考えるきっかけになるといいと思う。2030年に向けた地球規模の取り組みであるSDGsについても興味を持ってもらえたら。今後は、災害時にも役立つ自販機を展開したいと考えている」と話す。