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宮崎に「ロッサ焙煎所」 1954年製焙煎機で焙煎したコーヒー豆を提供

オーナー焙煎士宮本幸司郎さんと1954年製オールドプロバット

オーナー焙煎士宮本幸司郎さんと1954年製オールドプロバット

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 コーヒー豆焙煎(ばいせん)所「ロッサ焙煎所」(宮崎市旭1、TEL 080-4882-2695)が6月11日、プレオープンした。

店舗外観

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 市内でコーヒー店「The ROSA COFFEE(ロッサコーヒー)」を営む宮本幸司郎さんがオーナー焙煎士を務める同店。店舗は登録有形文化財をレトロにリノベーションし、昔の証券書を保管した古い金庫もレイアウトする。

 2年ほど前から、中古の「オールドプロバット」というコーヒー豆の焙煎機を探していたという宮本さん。「コーヒー豆焙煎機は国産を含め数メーカーあるが、四季を感じさせるコーヒーの香りを出すには、中古のオールドプロバットが最適だと思った」と話す。

 一時は入手を諦めた時期もあったが、ドイツの企業から「オーストリアのウィーンで1954年製オールドプロパットを見つけた」と連絡を受け、その後すぐにメンテナンスの見積書を取り寄せた。宮本さんは「新品を買うより少し安いくらいの価格だったが、即決した。コロナ禍の影響もあり、当初納期は3カ月と言われていたが、10カ月かけて手元に届いた」と振り返る。

 メニューは、焙煎したコーヒー豆(100グラム=900円~)、数量限定の「本日のコーヒー」(ホット、アイス共に300円)なども用意する。

 宮本さんは「国を超えてさまざまな人々のおかげで、ようやくプレオープンすることができた。今後は『和と洋』や『香り』をテーマにした店舗作りに挑戦していきたい。コーヒーだけではなく、自分の心を揺さぶるようなコーヒーと香りのセッションが実現できたら」と話す。

 営業日時は火曜・金曜・土曜の11時30分~18時。

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