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【ひなた宮崎経済新聞×宮崎県庁職員による特別企画!】全国から大注目の知られざる「宮崎ギョーザ」の世界

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 総務省が2月8日に発表した2021年の家計調査を元に集計したデータから、宮崎市が2021年年間ギョーザ購入額、購入頻度で初の全国1位を獲得したことが分かりました。これをきかっけに「宮崎ギョーザ」は、現在地元メディアをはじめ、全国のキー局までもが取り上げるホットトピックに。今回は、”ひなた宮崎経済新聞×宮崎県庁職員”の特別企画として、宮崎ギョーザの魅力やその世界についてご紹介します。

個性が光る!まだまだ未知な「宮崎ギョーザ」の世界
◆三股町「生餃子製造直売ハチサンイチ831」のカラフルギョーザ

 インスタ映えすると話題のカラフルなギョーザを提供しているのが、三股町稗田にあるギョウザ専門店「生餃子(ぎょうざ)製造直売ハチサンイチ831」(三股町稗田、TEL 0986-57-8318)。こちらでは、色の付いた皮を使ったギョーザ販売を行っています。

 店内のショーケースに並べられた色とりどりのギョーザ。「ギョーザの皮にフリーズドライの野菜の粉末を練りこんでいます」と取材に答えてくださったのは溝口恵水社長。粉末も宮崎県産の野菜を多く使っているというこだわりぶりです。

 元々実家が農業を営んでいた溝口社長。県産の野菜をもっと使うことができないかと考えたのが、この手法でした。最初はパスタ麺で実践し、それをギョーザにも応用。「ギョーザに野菜で付加価値をつけたい」という思いから、野菜ギョーザは緑色、梅しそギョーザはピンク色といった色とりどりのギョーザが生まれました。ギョーザの皮からはみ出しているエビやチーズなども溝口社長のアイデアで、「そのままだったら見た目で何のギョーザかわからないでしょ」とのこと。ギョーザに付加価値を付けようとする飽くなき探究心は尽きません。

 宮崎市がギョーザ購入額1位を獲得したことについては「ギョーザ文化が盛り上がることで、農業や畜産を行っている人はギョーザの具材を作るという仕事が増え、それによって農畜産業を支えることにつながると思う」と一言。最後まで宮崎の産業を考えた発言が印象的でした。

【生餃子製造直売ハチサンイチ831】
住所:宮崎県北諸県郡三股町稗田55−16
電話番号:0986-57-8318
営業時間:10時40分~20時
URL:https://831gyouza.com/
(取材・文=税田 将(宮崎県都城土木事務所用地課所属))

◆美郷町「岡田商店」のシイタケの旨味詰まった「ナバ手羽餃子」

  

 岡田商店(美郷町北郷宇納間、TEL 0982-62-5005は創業100年を超える老舗の問屋。主に宮崎県産のシイタケを仕入れ販売しています。そんな岡田商店が2015(平成27)年に考案したのが「ナバ手羽餃子」。ナバとは、特に西日本においてシイタケのことを意味する言葉で、同商品は2015年の県内グルメコンテストでグランプリを獲得し、新たな宮崎グルメとして認知が進んでいます。

「ナバ手羽餃子」は、「シイタケのおいしさを多くの人に届けたい」という岡田商店の熱い思いから誕生しました。子どもから大人まで幅広い世代に食されるギョーザに注目し、具材に干しシイタケを取り入れています。また普通のギョーザではなく、宮崎県発祥といわれる手羽ギョーザを選んだのもこだわりの1つなのだそう。現在では、美郷町の小中学校の給食でも提供され、ダシソムリエ監修の「ナバ手羽餃子」は、子ども達にも大人気のメニューとなっています。

そんな「ナバ手羽餃子」のお勧めの食べ方は「シンプルに揚げる」。180度の油で約8分カラっと揚げれば完成です。そのアツアツのギョーザを頬張れば、九州産若鶏の肉汁と干しシイタケの旨味が詰まったダシ汁が一度に溢れ、干しシイタケが口の中でほろほろと転がります。特にシイタケが苦手な方にこそ一度は食べてもらいたい一品です。

【岡田商品】
住所:宮崎県東臼杵郡美郷町北郷宇納間63
電話番号:0982-62-5005

URL:http://okada-syouten.co.jp/
(取材・文=甲斐 裕斗(中山間・地域政策課所属))

◆地元テレビ番組×屋台骨とのコラボギョーザ企画が進行中!

  

              
 

 

 

 

 

 

 

(1枚目写真左から)タレント木村つづくさん、宮崎市ぎょうざ協議会会長の「屋台骨」渡辺愛香さん、宮崎ギョーザ王子こと恒吉浩之さん

(2枚目写真)「屋台骨」のギョーザ

 MRT宮崎放送で放送中のテレビ番組「つづくさんのどようだよ」のオリジナルギョーザが、ラーメン店「屋台骨」との異色コラボで製品化されることが決まりました。

 2月12日放送の同番組内で宮崎で活躍するタレント木村つづくさんと、宮崎ギョーザ王子こと恒吉浩之さんのレシピ対決で考案されたオリジナルギョーザである「みやざきイタリアンギョーザ」。考案者はつづくさんで、一番の特徴は「番組テーマカラーである緑色の皮」と話します。ほうれん草とバジルを混ぜた緑色の皮で、トマトやとろけるチーズ、ピザソース入りの赤い餡(あん)を包み込んだイタリアン風のギョーザとなっています。

 レシピ対決の判定人を務めた、宮崎市ぎょうざ協議会会長で「屋台骨」の渡辺愛香さんは、「薄皮でモチモチとした食感の屋台骨ギョーザに対して、オリジナルギョーザは、かなり分厚くてモチモチとした食感が強調された皮が特長。これを機にモチモチ素材を勉強し、餡と皮のバランスや食感にもこだわりながら製品化したい」と意気込んでいます。

 宮崎ギョーザが日本一になり約1カ月。渡辺さんが「私たちの想像をはるかに超える注文が続いており、イベント出展等の問い合わせも多く受けています。今、会員ギョーザ店は必死でギョーザを包んでいる最中です」と話すほど、全国から注目を集めている宮崎ギョーザ。その一つになるオリジナルギョーザが、どのような姿で登場するのか今後に期待です。

【屋台骨 本店】
住所:宮崎市新別府町雀田1185宮崎中央市場内
電話番号:0985-69-0425
営業時間:10時30分~14時

URL:https://yataibone.co.jp/
(取材・文=鈴木 里彩(生活・協働・男女参画課所属))

宮崎ギョーザの魅力を餃子ジョッキー・小野寺力さんが語る!

 今回はひなた宮崎経済新聞の特別ギョーザ企画ということで、東京にある一般社団法人焼き餃子協会の代表理事・餃子ジョッキーの小野寺力さんに「どうすれば今後東京で宮崎ギョーザが盛り上がるのだろうか」という疑問をぶつけさせていただきました!

 小野寺さんは「宮崎料理である『チキン南蛮』や『地鶏の炭火焼き』などは既に東京でも定着しており、提供するお店はたくさんありますが、宮崎ギョーザを東京で提供しているお店はまだまだ少ないので、この機会に宮崎料理の一つとして提供されるようになると、知名度も上がり、東京でも『宮崎ギョーザ』が盛り上がってくると思います」とのこと。また「私から見て宮崎のギョーザは、地元でとれる新鮮なおいしい素材がふんだんに使われており、皮にもこだわりがあって高い技術を持つなど、非常に完成度が高いです。今回、全国的に宮崎市が注目を浴びたことにより、ブームで終わらせるのではなく宮崎県全体の文化として根付かせていく必要があると思います」と熱く語ってくださいました。ギョーザは自分で焼いて食べることで更に魅力や愛着が深まる食べ物です。今は、クール便があるので宮崎はもちろん、全国のおいしいギョーザのお取り寄せができます。私が実演した動画がユーチューブにアップされてますので、皆さん参考にされて、モチモチ・ジューシー・パリパリのギョーザを焼いてみてほしいです」とも。

◆実は東京でも食べられる!宮崎ギョーザを味わうならここへ行ってみよう

 

 最後に東京で宮崎のギョーザを味わえるお店を紹介。1店舗目は、新宿区にある居酒屋「みやこんじょ」。こちらでは「餃子の丸岡」(都城市、写真左)を提供しています(「丸岡の餃子揚げ」10個=700円)。店主の廣底政信さんによると「お客さまからのご要望が多かったことからメニューに加えました。『丸岡の餃子お待たせしました!』とお客さまに持って行くとチキン南蛮と同じように『ウォー!』と声があがります」と話します。

 2店舗目は、豊島区にある「From Miyazaki」。こちらでも宮崎の繁華街・ニシタチに店舗を構える「黒兵衛」(宮崎市、写真右)の冷凍ギョーザを販売中。筆者自身も、実際に購入して説明書を見ながら我流で焼いてみましたが、ニシタチで酔っ払ってよく締めで食べていたあの味の再現には程遠い結果に……。小野寺会長の動画を見て精進しようと決意しました!

【みやこんじょ】
住所:東京都新宿区歌舞伎町1‐12‐9 ピアザタテハナビルB1
電話番号:03-3232-1234
営業時間:月~金、祝前日=18時~21時、土・日曜・祝日=15時~21時
URL:https://miyakonjo.owst.jp/

【From Miyazaki】
住所:東京都豊島区要町3-2-8 サーラ要町1F
電話番号:03-3955-2880
営業時間:11時~19時
定休日:火曜
URL:https://from-miyazaki.hisayo.co.jp/
(取材・文=田中 太郎(宮崎県東京事務所所属))

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