洋菓子店「okinu to oyatsu(おきぬとおやつ)」(宮崎市清武町正手3)がオープンして、2月1日で2カ月がたつ。
店主こだわりのシフォンケーキ各種(写真提供=okinu to oyatsu)
店主は高校2年の中島陽さん。中学時代にお菓子作りに魅了され、お菓子工房を開きたいという夢を抱いていたという。商工会議所や学校の教員らの後押しもあり、「大人になってからではなく、今の思いを大切にしたい」との思いから開業を決意。当初は委託販売での展開を考えていたが、「人とのつながりを大切にしたい」と考え、店舗販売へと方針転換したという。
店内では、植物性(ビーガン)の材料や米粉(グルテンフリー)、てんさい糖などを使ったお菓子を中心に提供する。「ライフスタイルや体調に合わせて、全ての人が自分に合ったお菓子を選べる店にしたい」と中島さん。メニューは、「米粉のシフォンケーキ各種」「豆乳サブレ各種」「スノーボール各種」など。季節のタルトやガトーショコラなどのケーキ類も扱う。
店名は、シフォンケーキの語源でもあるフランス語の「シフォン=薄く柔らかい絹織物」から着想を得て「おきぬ」と付けた。店のロゴマークに自転車を描いた理由について、「好きな映画監督が小物として使っていたり、尊敬するアーティストが自転車好きだったりすることから。お菓子以外にも、自分の好きなものを発信していきたい」と中島さん。
「コツコツと、愛される店を目指したい。いつでもそこにある、楽しく安心な場所にしていきたい」と意気込む。今後は、オンラインショップでの販売にも注力していく予定。
営業は日曜・月曜の11時~15時。