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都城で「Rethink Creator PROJECT」を開催。地元の魅力を発見・発信する力を養う

提供:Rethink Creator PROJECT 制作:ひなた宮崎経済新聞編集部

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 クリエイター向けワークショップ「Rethink Creator PROJECT」が9月26日、都城の「メインホテル」(都城市上町8)で開催されました。

Rethink Creatorの育成で、地域をより魅力的に

 主催は、全国のクリエイター育成に取り組んでいるクリエイターズマッチ(東京都渋谷区)。2007(平成19)年に創業した同社は、「クリエイターが働きやすい世界の創造」をビジョンに掲げ、クリエイターの教育・制作・開発を手がけています。その中で、教育事業を最初に始めたのが宮崎県。同社代表の呉京樹さんは、「47都道府県を回る中で、クリエイター育成の可能性を感じて講座を初めて実施したのが宮崎県でした。10年経った今でも継続できていることに感謝しています」と話します。

 2018(平成30)年にスタートした「Rethink Creator PROJECT」は、同社とJT(東京都港区)が地域社会への貢献活動の総称として展開する「Rethink PROJECT」とのタイアップ企画。視点を変えて考え(Rethink)、考えを形にし(Creative)、伝えることができる人財(Rethink Creator)を生み出していくことをテーマに、全国各地でセミナーやコンテストを開催しています。4年目を迎える今回は、リアルの会場に加え、オンラインでも同時配信するハイブリット形式で行われました。

配信スタッフ

《講座》クリエイターが教える、地域の魅力の見つけ方

 地域ごとに違う講師が登壇する同企画。今回開催された都城市には、デザイン会社「マウンテン&バレー」(日向市)の伊森参議さんと、ソフトウェア開発を手掛ける「カタチウム」(宮崎市)の東郷剛さんが登壇しました。

講師のお二人

 セミナー前半では、地域の魅力を伝える際に重要な「Rethink=視点を変えて考える」について学びます。「大切なのは、誰に何を伝えたいのかをはっきりさせること」と伊森さん。そのために大切な、「フィルター:属性を見る」「インサイト:内側を見る」「カプタ:印象を見る」という3つのポイントが紹介されました。都城ならではのものを題材にして、フランス人の友人やおばあちゃんなど、仮想の相手に対して都城の魅力をどう伝えていくかを学びました。

会場の風景

 参加者からは、「誰に・何を伝えたいのか、またカプタをたくさん考えることで、豊かなアイデアが生まれることを学ぶことができ、大変勉強になりました」と感想が寄せられました。

《ワークショップ》「都城のアフターコロナをRethink!」

 セミナーの後半では、「前半のRethink講座」で学んだことを活かし、ワークショップを実施。「地元のアフターコロナをRethink!」をテーマに、都城市で撮られた2枚の写真を使ってキャッチコピーを考えました。写真は、開運や縁結びを願い多くの参拝者が訪れる「東霧島(つまきりしま)神社」と、古くから続く「山之口麓文弥節人形浄瑠璃(やまのくちふもとぶんやぶしにんぎょうじょうるり)」。参加者はメッセージを届けたい相手を設定し、その相手に合わせたキャッチコピーを考えます。

ワークショップに取り組む参加者

 キャッチコピーが決まると、実際に東郷さんがイラストレーターを使い、A4ポスターを制作しました。キャッチコピーは縦書き・横配置どちらなのか、フォントは明朝体・ゴシック体どちらがいいかなどを、参加者と一緒に決めていきました。また、完成したポスターを見ながら、ひらがなカタカナや句読点による印象の違いや、余白によって生まれる効果なども紹介され、参加者は熱心に聞き入っていました。最後に講師のお二人から「デザインは難しいと思わずに、ぜひ気軽にチャレンジしてほしい。そしてどんどん発信してほしい」という言葉が。参加者からは、大きな拍手が送られました。

ポスターの制作過程

 セミナー終了後、最前列に座っていた高校生2人に話を聞くと、「学校で商品開発のデザインもやっていて勉強になるかなと思って参加しました。自分でターゲットを決めてポスターのキャッチコピーを考えるのが楽しかったです。データだけじゃなく、カプタを取り入れて、パッケージ制作をできたらいいなと思いました」「SNSの更新が、実はキャッチコピーを作ることと同じような考え方だというのを言われて、なるほどな。と思いました。普段の生活では気づけないようなことを、今回のワークショップで気づけました」と笑顔で答えてくれました。

プロジェクトメンバーの想い

「マウンテン&バレー」(日向市)伊森参議さん

「マウンテン&バレー」(日向市)伊森参議さん

 リアルの会場で印象的だったのは、制服を着た高校生たちが最前列に座っていたことです。座学では、大きく頷かれる方、熱心にメモをとられる方が多く、また後半のワークショップではオンライン参加者を含め素晴らしいネタがたくさんアウトプット出来ていたことで、クリエイティブの楽しさが伝わったのではないかと感じました。都城には、弓、神社、人形浄瑠璃などの特有の文化や伝統、また人やモノがたくさんあります。ぜひ伝え残してもらいたいと感じました。

「カタチウム」(宮崎市)東郷剛さん

「カタチウム」(宮崎市)東郷剛さん

 会場もオンラインも沢山のアイデアが出てきて、みなさんの発想力や言語化する力にびっくりしました。そのイメージを次はデザインに落とし込んで、ぜひ「地元のアフターコロナをRethink!」というテーマでコンテストにも参加してもらえたら嬉しいです。都城市は山(特に霧島など)のイメージが多くなり、「同じ宮崎県でも全く違う魅力が各地域に根づいているんだな」と、私自身が改めて宮崎の魅力をRethinkする機会にもなりました。

左)セミナーに協賛するJT宮崎支店の野邊采花さん 右)主催者のクリエイターズマッチ代表の呉京樹さん

JT宮崎支店の野邊采花さん

 JTでは地域社会への貢献活動として、Rethink PROJECTを展開しています。同プロジェクトの一環として、今回のセミナーに取り組みました。セミナーでは、伝えたい相手を思い浮かべながらポスターを作るというワークショップだったので、誰かのことを想ったり、気持ちに寄り添う、そんな良い時間になったのではないかなと思いました。

クリエイターズマッチ代表の呉京樹さん

 熱量と地元愛が生まれ良い作品が生まれたと思っています。コロナ禍にもかかわらず、会場にお越しいただき、またオンラインでも多くの方がご参加いただき本当にありがとうございました。作品を作り上げるプロセスを学んでいただき、物作りの楽しさが少しでも伝わったかなと思っています。継続的に学び続けていただけると幸いです。コンテストにもぜひチャレンジしてください!お待ちしていいます。

誰でもチャレンジできる「コンテスト」も開催

 「Rethink Creator PROJECT」では、セミナーで学んだことを活かす挑戦の場として、コンテストを開催しています。現在はコロナで行動を制限されている地域が多いなか、アフターコロナに伝えたい「参加者が暮らす(所縁がある)地域の魅力」を伝えるA4タテサイズのポスターを広く募集するものです。「Rethink PROJECT賞(最優秀賞)」「審査員賞」「優秀賞」「地元PR賞」に選ばれた人には賞金・ギフト券を贈呈。今年度の募集期間は10月17日まで。応募要項は公式サイトでご確認ください。

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