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宮崎・城の駅「佐土原いろは館」に人が乗れるサイズの「うずら車」 駅長が制作

うずら車にのる児玉駅長と材料のイヌダラの木を持つ兵頭さん

うずら車にのる児玉駅長と材料のイヌダラの木を持つ兵頭さん

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 「宮崎市城の駅 佐土原いろは館」(宮崎市佐土原町上田島、TEL 0985-74-4649)が開館から6周年を迎え、郷土玩具の「久峰うずら車」を人が乗れる大型サイズで製作した。

工芸品のうずら車

 2015(平成27)年2月1日にオープンした同施設は、農産品や手工芸品の直売と町の観光案内、伝統文化の発信を行う。店内で展示販売するうずら車は、百済から伝わったとされるもの。佐土原藩が参勤交代で献上したと伝わっており、シャープで洗練された形と雌雄一対になっているのが特徴。胴体の左右に「の」の字と顔に「うづら」と描かれ、厄除けや出産祝に使われてきたという。

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 今回制作した大型サイズの「うずら車」を手掛けたのは、同施設の児玉紀子駅長。児玉さんは、店で展示販売するうずら車を作る「宮崎県伝統工芸士」の兵頭正一さんの「子どもの頃は、皆でうずら車に乗って遊んでいた」という話に興味を持ち、工房に通って大人でも座れるサイズのうずら車2台を作った。

 工芸品の車輪は2輪だが、大型サイズは3輪にし、人が乗っても安定する。フックを付け、引っ張ることもできる。車輪にはできるだけ丸い形の丸太を使い、傷んだら交換できるようにした。店頭で乗って写真撮影ができる。

 店内で販売する工芸品の「久峰うずら車」(大=1,500円、中=1,200円、小=1,000円)は、鋭いトゲがあるイヌダラの木を丸太にしたものを胴体、車輪には松、車軸は2本の竹を組み合わせ動くようにしている。

 兵頭さんは「材料の木を山で集め工房で乾燥させる。11月から2月にかけての時期に切らないと、割れたり裂けたりする。竹はシノメダケしか使わない」と話す。兵頭さんの作るブンブンと音が出る「神代こま」(大=1,900円、中=1,700円、小=1,500円)も販売する。児玉駅長は「うずら車をつくれるのは兵頭さん一人。私が工房に通い学んでいるがあくまで中継ぎ。後継者が出ることを期待している」と話す。

 営業時間は9時~18時。

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