「あめいろCAFE」(宮崎市宮田町、TEL 0985-69-4566)が4月1日、オープン10周年を迎えた。
宮崎県産からすみの製造・販売を手掛ける「はまや」(宮崎市)が運営する同店。同社の小濱ゆうき社長の母と弟が始めた。店名の由来は、店舗としている古民家を磨くと木材が琥珀(こはく)色になることから名付けたという。小濱さんは「当初はカフェ営業がメインだったが、場所が官公庁の近くなので、食事をしっかりと取りたいという男性客が多く、オープン半年後からランチを始めた。今は私が母から経営を引き継ぎ、地域の人の声に耳を傾けながら、弟と試行錯誤しながら店を切り盛りしている」と話す。
メニューは、ハンバーグ、チキン南蛮、ぼらフライ、スープ、ミニライスが付いた「あめいろミックスプレート」(1,738円)など約30種。ランチメニューは2カ月ごとに変わる。自家製の「食後のケーキ」(418円)も用意。4月中は10周年限定メニューとして、桜えびやエディブルフラワーを使った「10周年、春のあめいろサラダごはん スープ付き」(1,100円)を提供している。予約制でテークアウトメニュー「日南鶏のチキン南蛮弁当」(800円)なども提供する。
小濱さんは店の売りになるものを考えたいと、商品開発を始め、宮崎の水産物加工品のからすみにたどり着き、現在同社ではからすみの製造、販売も手掛ける。同店では、ペペロンチーノをベースに、沖ぼらの生ハムと自家製からすみを使った「自家製あめいろからすみパスタ」(1,408円)なども提供している。
小濱さんは「当初は、日々増えていくお客さまに、どう対応すれば良いのか分からず戸惑ったこともあったが、また来ていただけるようにという思いで接客してきた。小さな路地裏カフェを通じて、宮崎のおいしいものを知ってもらい、宮崎の良さを楽しんでほしい」と話す。
営業時間は11時~18時。席数は、座敷席、テーブル席、ソファー席、カウンター席を合わせて49席。