「宮崎科学技術館」(宮崎市宮崎駅東1、TEL 0985-23-2700)で3月27日、映像科学4D-VR「Techno Egg(テクノエッグ)」と、幼児向けの「VR WORLD」が体験できる企画展が始まる。
副館長の重山史朗さんは「宮崎では4D-VRを体験できる場所は少ないが、映像科学の最先端に触れることができる機会を用意した。地域の子どもたちに体験してもらうことで、『こういうものを作れるようになりたい』と思ってもらいたいと考え、企画展を開催することにした」と話す。
2人乗り連動チェアの「Techno Egg」は、2分38秒の「アルペンコースター」と、2分54秒「トレジャーベイVRジェットコースター」の2種の番組を用意。360度見渡せる仮想空間で、リアルな映像や風景を見ながら、風や動画に合わせた動きが体験できる。小学生以上が利用可能で、1・2年生は保護者の同伴が必要。体験希望者多数の場合は、整理券を配布する。
「VR WORLD」は、ゴーグル型VRで、5種で8台を設置する。内容は、4歳以上の幼児向けに1分間の「亀さんVR」と「全国花火競技大会VR」、小学生以上向けに「MIYAZAKI桜VR(垂水公園)」や、8分にわたる地元のご当地ヒーロー「天尊降臨ヒムカイザーショー」、7分33秒の「宮崎県青島海岸周辺風景」を、それぞれ2台ずつ設置する。幼児は要保護者同伴。VRの歴史や仕組みなど、VRについて学ぶことができるポスターも多数展示する。
重山さんは「『Techno Egg』という名称は課の職員に愛称を募集し、今回の企画展を通して、科学や技術の道に進む子どもたちが育ってほしいという願いを込めて『技術者の卵』を意味する名前に決めた。今回用意した2人乗り連動チェアは企画展のために特別に発注したものなので、この形で体験できるのは当館だけだと思う」と話す。「今年の夏休みには、ロケットに乗って宇宙を旅行できる4D-VRコンテンツを追加予定なので、期待してほしい」とも。
体験可能時間は、9時~12時、13時~16時。入館料は、大人=550円、小人(4歳~中学生)=210円。月曜休館(祝日の場合は翌日)。