和菓子店「風味堂」(新富町大字日置、TEL 0983-33-1286)が11月17日、リニューアルオープンした。
今年で創業約40年を迎える同店。リニューアルを機に、店主の斉藤利実さんが作る和菓子に加え、以前はパン屋に勤務していた姉の岩村育子さんがパンの製造・販売を始めた。
「手づくり餡(あん)の店」として、店内にはさまざまなあんを使う商品を並べる。定番商品というカステラ生地の「万福まんじゅう(抹茶あん・小豆あん・ラムレーズン)」(各150円)のほか、新富町産そば粉を使う「そばまんじゅう」(120円)など、地元の素材を生かす商品を多くラインアップ。水を一切使わず新富町産のライチの果実のみを使う新商品「ライチ葛(くず)まんじゅう」(350円)は、果肉を葛に練り込み、果汁で作るライチ風味の白あんを包んでライチの丸い形を模したもの。店近くの湖水ヶ池で採れる糸ひきレンコン入りの焼きかるかん「蓮風」(150円)も新たに発売した。
育子さんが担当するパンは北海道小豆の粒あんと生クリームを使う「あん食パン」(200円)や新富米の自家製甘酒の酵母と新富産小麦を使う「酒種あんぱん」(150円)など、あんを生かした商品が並ぶ。おみやげに利用してほしいと「洋風あんぱん(こしあん・ラムレーズン・ゆずあん)」(各200円)も用意する。
斉藤さんは「『ライチ葛まんじゅう』の白あんは砂糖の量などを試行錯誤した、ライチそのままの味が楽しめる商品になっている。地元産のものを使いいろいろな人と協力して新商品をつくっていきたい」と話す。
営業時間は9時~18時。月曜定休。