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宮交シティで「昆虫ラボ」 ヘラクレスオオカブトなど間近で観察

間近で観察できるヘラクレスオオカブト、写真は「ヘラクレス・ヘラクレス」という種類

間近で観察できるヘラクレスオオカブト、写真は「ヘラクレス・ヘラクレス」という種類

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 イベント「昆虫ラボ」が現在、宮崎市の宮交シティ内「紫陽花ホール」(宮崎市大淀4、TEL 0985-51-1311)で開催されている。

ワシントン条約CITES附属書IIにも指定されているサタンオオカブト

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 子どもたちの夏休み期間中、自由研究の一環になる企画として実施する同イベント。企画・運営を担うアクア・グリーンライフ(宮崎市)の丸山喜弘さんは「当社ではこれまでも数々の昆虫展を手がけてきたが、宮交シティでの開催は初めて。最近では子どもだけでなく、親世代でも『虫取りをしたことがない』という人も多い中、親子で昆虫と接したり、学んだりできるイベントを実施したいと思った」と話す。

 会場にはカブトムシやクワガタ、蝶など60~70種を展示。「ヘラクレスラボ」では、ヘラクレスオオカブトを間近で見ることができる。昆虫の変態の様子を観察できるコーナーも設置し、会期中、来場のタイミング次第では幼虫がさなぎに、さなぎが成虫になる瞬間に立ち会うことができる。丸山さんは「展示している昆虫の多くは、私が実際に山を歩いて採集したもの。会期中も採集に出かけるので、展示内容も変わる。変態が観察できるコーナーも含め、何度も足を運んで楽しめるような仕掛けにしている」と話す。

 また、会場では人工蛹(よう)室の作り方や、家庭で飼育するために最適な環境の作り方を解説するコーナーも用意。昆虫の展示販売も行う。

 丸山さんは「今年は新型コロナウイルスの影響もあり、昆虫の海外からの輸入がストップしているため展示できるものに限りがあるが、できる限りたくさんの昆虫を間近で見れるよう随所に工夫を凝らしている。新型コロナウイルス感染拡大防止策も徹底しているため、安心して来場してほしい」と笑顔で呼びかける。

 開館時間は10時~18時。入場料は300円。8月23日まで。

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