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宮崎市フェニックス自然動物園でキリンの赤ちゃん公開へ 愛称の公募も

フェニックス自然動物園にて、8月12日より国内8頭目となるマサイキリンの赤ちゃんの一般公開がはじまった

フェニックス自然動物園にて、8月12日より国内8頭目となるマサイキリンの赤ちゃんの一般公開がはじまった

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 宮崎市フェニックス自然動物園(宮崎市大字塩路字浜山、TEL0985-39-1306)で8月12日、マサイキリンの赤ちゃんの一般公開が始まった。

パドック入口にたたずむマサイキリンの赤ちゃん

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 8月1日に母コユメ、父トウマ(冬真)の間に生まれた赤ちゃんは、国内8頭目のマサイキリンとなる。性別はメス、身長は約180センチ、体重は約70キロ(身長体重は8月3日時の推定値)。

 母のコユメは同園生まれだが、父のトウマは2017(平成29)年11月に繁殖のため熊本市動植物園から婿入りした。園長の出口智久さんは「コユメとトウマの交尾は確認できたものの、キリンは歩行が困難になるため、象のようにお腹が大きくならず、外見から妊娠を確認することが難しい。コユメの糞を岐阜大学に送り、ホルモン値の検査結果から『おそらく妊娠しているだろう』と判断した」と当時を振り返る。キリンの妊娠期間は15カ月。同園ではキリンのように首を長くして赤ちゃん誕生を待っていた。

 8月1日に来園者と職員がコユメの体から赤ちゃんの足が出ているのを発見し、約2時間後に出産。母子ともに健康で赤ちゃんの一般公開が待ち望まれていた。公開初日は、パドック前の柵に設置された保護用ネットを警戒して、コユメがなかなか外に出ず、赤ちゃんはパドック入口でたたずむ姿のみ垣間見えた。副園長の竹田正人さんによると「キリンはとても警戒心が強く環境の変化に敏感な動物。気長に待っていてほしい」と話す。

 竹田さんは「トウマが同園に婿入りしたように赤ちゃんも、繁殖可能な雄のいる動物園への嫁入りが期待されている。現在国内で繁殖可能な雄がいるのは、鹿児島市平川動物公園、熊本市動植物園。各園の関係者と話し合い嫁入り先を決めたいと思う」と赤ちゃんの将来について話す。

 一般公開に合わせ赤ちゃんの愛称公募も行う。1人1回につき1愛称をハガキで郵送、または投票用紙に記入し同園設置の投票箱へ投票する。募集期間は8月12日~8月31日(当日消印有効)。9月に同園にて命名式が行われる予定。問い合わせは同園まで。マサイキリンの親子の公開は10時~16時まで。開園時間は9時~17時、8月中は休園日なし。

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