宮崎出身者有志が6月1日、宮崎市出身の漫画家・東村アキコさんとコラボした「毎月24日を『ニシタチ第4出動!』にするプロジェクト」を立ち上げた。
新型コロナウイルスの影響で、全体の1割を超える飲食店が閉業を予定するなど、大きな打撃を受けている宮崎市の歓楽街「ニシタチ」エリア。ニシタチエリアの飲食店が加盟するニシタチまちづくり協同組合によると、5月11日に休業要請が解除されたが、まだ客足は戻ってきていないという。
「宮崎になにかしら縁のある人にとって、ニシタチはワクワクする特別な場所のはず。思い出が詰まったニシタチにもっと笑顔を戻したい」と話すのは、自らも同エリアで居酒屋「山賊」や「辛麺屋 輪」などを経営する大牟田真之介さん。
大牟田さんは4月下旬、宮崎出身の有志でチームを結成。東村アキコさんと元々知り合いだったメンバーがいたためコラボレーションが実現した。現在、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で同プロジェクトの支援者を募集している。
リターン品には、東村さんの帰郷時にいっしょに特別食事会に参加できる権利、黒木本店別注のオリジナル焼酎、描き下ろしのZoom用壁紙データ、オリジナルのTシャツ、焼酎グラスなどを用意する。
毎月24日の「ニシタチ第4出動!」に合わせて、ニシタチの入り口に位置するアーケード街「一番街」に東村さんのキャラクターを描いた大型タペストリーを飾る予定。集めた支援金は、オリジナルグッズ製作費や郵送費などの必要経費を除き、ニシタチまちづくり協同組合の「商店街共益費」に充てる。
「東村さんの作品『東京タラレバ娘』で、最重要飲み会の合言葉となっている『第4出動』になぞらえて、『ニシタチ第4出動!』と命名した。24日になったら、みんなでニシタチに向かうきっかけを作れたら」と大牟田さん。