宮崎県日南市で生産する「みやざき地頭鶏」などを取り扱うECサイト「おうち塚田農場」を4月14日、エー・ピーカンパニー(東京都港区)がオープンした
宮崎料理などを提供する居酒屋「塚田農場」を運営する同社は4月2日から、新型コロナウイルス感染拡大防止に寄与するため、店舗を一斉休業している。しかし、契約農家が生産する地鶏は日々出荷のタイミングを迎えており、余剰食材を販売することで農家支援につなげようと、同サイトをオープンした。
「みやざき地頭鶏」の生産、加工、販売を一貫して行う地頭鶏ランド日南の近藤克明社長は、「『おうち塚田農場』がスタートしてから反響が大きく、注文が混み合っている状態。お客さまに『塚田農場』の味を楽しんでいただくため、商品のラインナップを順次増やしている」と話す。
販売する商品は「みやざき地頭鶏炭火焼」「みやざき地頭鶏味つけカット済み」「みやざき地頭鶏 鶏明太春巻き」「塚田農場特製味噌」を入れた「みやざき地頭鶏バラエティーセット」(5,000円)や「みやざき地頭鶏炭火焼5個セット」(3,800円)など。送料無料。
近藤社長は「今回の取り組みは、生産者の救済をはじめ、加工場など地場産業の雇用維持にもつながっているので大変ありがたい。また、お客さまからは『生産者がんばれ』と応援メッセージが届いている。今回、産地からお客さまに直送できる機会を得ることができてうれしい。新型コロナウイルスが収束したら、全国の『塚田農場』でお食事いただきたい」と話す。