宮崎市は県内外を問わず、すべての人を対象に市内でのサーフィン自粛を4月20日から呼び掛けている。
宮崎県は国内屈指のサーフスポットとして知られ、週末には県内外から多くのサーファーが集まる。サーフィンをきっかけに移住する人も多い。
今回の自粛の呼び掛けは、今月16日に発令された全国への緊急事態宣言以降もサーファーが多く集まっていることが背景にある。発令後の初めての週末となった18日・19日は発令前と変わらないサーファーの多さに、地元の人たちからは不安の声が上がっていた。大型連休を控え、宮崎市と宮崎市サーフィン連盟、サーフカルチャー宮崎は連名で木崎浜・赤江浜・青島の3つの海岸にサーフィン自粛を求める看板を今月20日に設置。宮崎市の戸敷正市長も理解と協力を求めている。
地元サーファーの渡辺慶士さんは「今は我慢の時期。この先、また宮崎の海で気持ちよくサーフィンができるためにもみんなで我慢してほしい」と呼び掛ける。
日南市サーフィン連盟も今月21日に、26日から来月6日までのゴールデンウイーク期間中、県下のすべてのサーフポイントでのサーフィン禁止を決め、協力を呼び掛けている。