「HALO HOTEL小林」(小林市細野、TEL 0984-22-8600)が4月でオープンから半年を迎える。
「滞在型観光を楽しむグルメプランなどを企画したい」と話す永野叶絵社長
同ホテルは県内初のコンテナビジネスホテルとして昨年10月4日に開業。客室数は27室(シングル26室、ツイン1室)、全館フリーWi-Fiを完備しており、宿泊プランには四季折々の地産食材を使った朝食が付く。運営は同市に拠点を置く「エヌグラント」。
永野叶絵社長は「工期が短く、いざとなれば移動可能という利便性を重視して建材にコンテナを選択した。防音性にも優れており滞在中は静かな環境でゆっくりくつろいでもらえる」と利点を話す。平日の8割はビジネス利用の宿泊客で埋まり、リピーターも増えているという。
元市役所職員だった叶絵さんの父・会長永野信二さんの「来てお土産を買って帰る通過型の観光では、知ることができない市の魅力を発信するために宿泊施設が必要」という構想から、オープンに至った同ホテル。過去5回「星空の美しいまち日本一」に選ばれた小林市の「夜の魅力」をアピールするためにも滞在型観光の情報発信に力を入れている。今後は週末の利用を増やすため、徒歩圏内にある繁華街の仲町や地産食材で和フレンチが楽しめるレストランなどとも連携し、小林の夜を楽しむグルメ宿泊プランや女子旅向けプランも企画していく予定。
永野さん親子は「ホテル名の『HALO』は光輪・後光の意味があり、光の輪が広がるように小林へ多くの人が訪れてほしいという願いを込めている。私たちが提供する宿泊サービスを通して市内外の人が交流し、次のステージへ向かうお手伝いがしたい」と話す。
宿泊料金は、シングル=5,900円~、ツイン=1万1,000円~(2人~)。ツインルームは、ソファベット・折畳みベッドが各1台あり4人まで利用可能。チェックイン=15時~19時30分、チェックアウト10時。駐車場料金は1台1泊400円。