島村楽器(東京都江戸川区)が主催するアマチュアバンドコンテスト「HOTLINE(ホットライン)2019」が11月4日、東京都内で開催され、宮崎県小林市在住のシンガー・ソングライター、大出水陽香さんが準グランプリに輝いた。
地域予選から全ての審査をライブ形式で行う同コンテスト。九州・沖縄エリアでグランプリに輝いた大出水さんは決勝大会のジャパンファイナルに進み、準グランプリを受賞した。宮崎エリアで準グランプリを受賞したのは大出水さんが初。
大出水さんは、2013(平成25)年から2018(平成30)年の春まで関西を中心にライブ活動を行っていたが、しばらく活動を休止していた。活動休止中に勤務先のスーパーマーケットの2階にある「TENAMU交流スペース」でピアノを弾いていたところ、今年の夏ごろ、SNS上で「スーパーの店員さんが休憩時間に歌うのが良すぎる件」という動画で話題になり、活動を再開した。
大出水さんは受賞後、「選ばれた時は『本当に?』と半信半疑だったが、素直にうれしい。一度音楽から離れていたが、音楽をやってる自分に帰れて良かった。応援してくれている人たちがいるおかげ」と話した。
現在、小林市内のスーパーマーケットに勤めながら音楽活動に取り組んでおり、11月23日に小林市で行われた「こばやし秋まつり」では凱旋ライブを行った。
大出水さんは「これからも人の心を映し出す曲を歌っていきたい。いろんな人に自分の曲を聴いてもらって、この歌いいなと思ってもらえる曲を歌い続けていけたら」と話す。
イオンモール宮崎店(宮崎市新別府町江口)のhinataテラスの特設ステージで12月15日14時から、ライブを予定する。入場無料。