宮崎市のイオンモール宮崎に3月16日、「九州パンケーキKitchen イオンモール宮崎店」（宮崎市新別府町江口862、TEL 0985-72-6072）がオープンする。

「九パンの角パントースト」

　運営は宮崎名物として知られるレタス巻き発祥の老舗寿司屋「一平」などを経営する有限会社一平（松山1）。同社は2012年、九州産の素材のみを使った「九州パンケーキ」を開発し、同商品を使ったメニューを提供するパンケーキ店を県内外に出店してきた。今回オープンする同店では、「九州パンケーキミックス」の全ラインナップのほか、九州各地の名産品を販売するセレクトコーナーといった物販コーナーと、「九州パンケーキミックス」などを使ったメニューを楽しめるカフェコーナーを設置する。

　また、同店では新たなブランドである無添加の食パン専門店「九パン」も展開。「九パン」はパンケーキと同じく九州の素材のみを使って作った食パンで、小麦は熊本県玉名産のミナミノカオリを中心に独自でブレンド。宮崎県綾町で合鴨農法で作った発芽玄米、長崎県雲仙のもちきび、佐賀県の胚芽押し麦、熊本県と福岡県からは稲作の源流である古代米の黒米と赤米を使う。店内に設置したオーブンで焼き上げ、店頭販売する。ラインナップは「角パン」（2斤＝840円）、「山パン」（1斤＝380円）の2種。

　カフェコーナーのメニューは高岡町丸山農園のレモンを添えた「クラシックバターミルクパンケーキ」（780円）や「九パンの角パントースト」（400円）、「九パンの山パン厚切りフレンチトースト」（780円）などを提供する。「高岡町丸山農園の檸檬をたっぷり絞ったレモネード」や「有機にんじん100％のフレッシュジュース」（以上550円）といったドリンクも用意。コーンまで手作りしたハンドメイドソフトクリーム「九州ミルク」（380円）や「志布志　抹茶」（420円）といった初提供のメニューも取り揃える。

　同社の村岡浩司社長は「『九州パンケーキ』をはじめ、展開しているブランドのメニューを一度に味わったり、購入できるのは現時点ではこの店舗のみ。特に今回初展開となる『九パン』は、開発に約1年を費やした渾身の商品となっている。素材の配合は1％単位で何度も調整し、最も素材の素晴らしさが引き立つレシピを探し出した。生産者と常に向き合いながら作った九州生まれの食パンやパンケーキをぜひ味わってほしい」と話す。

　営業時間は10時～21時。店休日は施設に準ずる。