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宮崎の「桐木神楽堂」が33周年 小間物屋から和菓子店へ業種転換

「33年はまだよちよち歩き、創業100年を目指したい」と桐木純子さん(写真左)

「33年はまだよちよち歩き、創業100年を目指したい」と桐木純子さん(写真左)

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 和菓子店「桐木神楽堂」(宮崎市橘通東1、TEL 0985-22-4285)が11月1日、開店33周年を迎えた。

「日向(ひな)ポテト」(8個入り=1,290円)はヒヨコ型のスイートポテト

 1927(昭和2)年に創業し、1986(昭和61)年に開店した同店。小間物を扱う桐木商店からはじまり「時代の波に左右されないオリジナルなものを手掛けたい」と、扱うものを小間物からせんべい、和菓子に変えたユニークな歴史を持つ。

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 1963(昭和38)年、初代社長の桐木仁一郎さんと2代目社長の勇さんが、つばき油などの日用雑貨を扱う「桐木商店」から土産物のせんべいを販売する「桐木かぐら堂」へ転業した。宮崎の新婚旅行ブームの波に乗り順調な営業を続けたが、ブームの終焉とともに家業に陰りがさした。3代目社長の孝一郎さんの妻・桐木純子さんは「手に職をつけさせ、せんべい店の隣で新しい店を開業させたいという先代の思いで、主人を和菓子職人の道に進ませたと聞いている」と話す。

 東京で修業した孝一郎さんは帰郷後、「桐木かぐら堂」の隣に和菓子店「桐木神楽堂」をオープン。東京で人気だった大福の販売を始めた。現在も販売する「恵比寿大福」(160円)は、修業先から譲り受けた恵比寿神の焼き印にちなんで名付けた。ほかにも「100円で買える和菓子を作ってほしい」という高校生からのリクエストで誕生したヒヨコ型のスイートポテト「日向(ひな)ポテト」(8個入り=1,290円)なども販売する。価格は全て税別。

 純子さんは「当店は時代の波にもまれて商うものを変えてきた。次世代も自由な発想で時代に合ったものを作っていってほしい。息子は現在、4代目を目指して他店で修業中。今後も代々受け継ぎながら創業100年を目指したい」と話す。

 営業時間は9時~19時、日曜定休(彼岸・節句は営業する)。

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