作品展「あわいや展『手のひらの宇宙を感じながら』」が現在、みやざきアートセンター(宮崎市橘通西3、TEL 0985-22-3115)で開催されている。
障がいを持つ人々が様々な表現を行う場を提供する一般社団法人あわいや(同市)が主催する。今回のアート展では、書道や絵画などの作品を会場内に展示している。参加者の一人である坂元創一さんは、今回「風」の一文字をダイナミックに描いた書道作品を出品。「漢字が好きで、よく辞書を読んでいる。今回の作品は何も考えず、その場の雰囲気と自分の感性で完成させた」という。
作品展をプロデュースする代表の生駒新一郎さんは「私も幼い頃、引っ込み思案で表現できずにいた思いを、絵を描くことで表現していた。作品づくりとは特別なものではなく、日常の時間の中に生まれる一人一人の表現だと思う。作品づくりにとって大切なのは、作品をどう作ったかという過程。ありのままを表現することで、(作品に)その人だけの宇宙が生まれると思う」と話す。
開催時間は10時~18時。火曜休館。入場無料。3月17日まで。